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2023/10/15

モヘヤニットのケアについて

本日は、AWでご好評を頂いております、comm. arch. Women’s のモヘヤニットのケア方法に関してご説明を致します。

 

全然難しくありませんし、5分もかからず新品同様になりますので、ぜひお試しください。

 

***衣類用ブラシは、力を入れてゴシゴシ使用するものではありませんので、ご注意ください。

ご用意頂くのは、毛並みが乱れたモヘヤニットと、衣類用ブラシです。

 

衣類用ブラシは、もしお持ちでない方でお洋服を定期的にご購入される方は、1本お持ち頂く事をお勧めいたします。

(モヘヤニット以外にウールのコート類など毛足があるアイテムにも使用できます。)

写真は、私が展示会サンプルや、ONLINE STORE商品発送時に使用している衣類用ブラシです。現状使用しているブラシは、この1本だけです。

 

衣類用ブラシは、ネット検索をするとたくさん出てきますし、値段もピンからキリまでありますが、¥3,000~¥4,000のもので十分かと思います。

 

ちなみに、私が使用している写真のブラシは、[ Shoji Works ]というメーカーの¥4,000もしない、馬毛と豚毛を合わせたものです。

このブラシメーカーのオンラインストアもありますが、私は楽天で購入しました。(メーカーとの癒着はございません、、、)

 

***衣類ブラシを検索すると、「ウール・混紡用」、「カシミヤ・シルク用」など用途が分かれて出てきます。

カシミヤ系の柔らかい素材のアイテムを多くお持ちの方は「カシミヤ・シルク用」をお勧めいたしますが、そうでなければ、基本的には「ウール・混紡用」で大丈夫かと思います。

写真は、comm. arch. Women’sの、HAND FRAMED MOHAIR C/Dです。

2017年AWから展開しているこの型、展示会サンプルは年に1度のAW展の際に使用しており、古いものだと約4年前に製作したサンプルを使い続けております。

 

私は主に、展示会前にブラッシングをするのですが、約1年ぶりに保管庫から引っ張り出すと、着用をしていなくても写真のように毛並みが乱れております。

身頃部分(ボティ)は面積が大きいので、摩擦で毛並みが乱れやすく、袖部分は、折りジワに沿って毛並みが立ってしまうことがあります。

言ってしまうと全体ですね。

 

そこで、気になったらすぐにブラッシングを!

 

 

基本的には、肩から裾方向へやさしく撫でて頂くだけです。

(「肩から裾方向へ」が重要です!)

 

↑こちらの写真は、ご覧頂くために平置きにしておりますが、、、

↑こちらは、みなさま目線で撮っております。

ご家庭では、このように膝の上に置いて、肩から裾方向へ、シャッシャッと優しく撫でて頂くと良いです。

 

ブラシの面積が大きいので、前身頃の半分は30秒ほどで終了です。

他の人から見るとこんな感じです。

(数回のブラッシングで、すでに毛並みが揃っているように見えますね。)

左側がブラッシング30秒後、右側は何もしておりません。

違いが明らかですね。

袖は、折り目部分を真ん中に来るように平らに置いて、毛が立っているところを肩から袖口方向へブラッシングしたら、、、

5回ほど撫でるくらいでこのとおりです。

[AFTER]の写真では、まだ折り目のような部分が見えますが、これは畳みジワですので、気になる方はアイロンのスチームを軽く当てて下さい。すぐに消えます。

まるで、飼い猫と野良猫のよう、、、

もう少し早くに皆様にお伝えするべきでした、、、申し訳ありません(土下座)

 

 

 

ブラシ自体は、軽く撫でているのでほぼ毛抜けもありません。

(全くゼロではありませんので、ご使用後は、ササッと抜け毛を取って頂く事をおすすめ致します。)

 

 

過去に、ドライクリーニングから戻ってきたら、全体の毛がペタッとしてしまった、というお客様からお修理の依頼を頂きましたが、そのような状態もこの方法で3分ほどで解決します。

 

もしご不明点ございましたら、ブランドHPのコンタクトからお問合せくださいませ。