comm.arch.

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2021/04/23

Linen Viyella Trousers

Comm. arch. 21SS Men’s から、LINEN VIYELLA TROSERS のご紹介です。

 

ひとつ前にご紹介致しました、LINEN VIYELLA JACKET と同じ生地を使用した、セットアップアイテムです。

 

説明が重複する部分がございますが、ご了承くださいませ、、、

生地は、関西の工業地帯の中で、ひとりで旧織機のみを使用して生地を製作している機職人(どちらかと言ったらアーティストに近いです。)に織って頂いた生地です。

 

フレンチリネンに東南アジア産のラミー(苧麻-チョマ-)を混紡させた糸を使用しております。

 

*リネンの種類に関しましては、ひとつまえの、ジャケットのご紹介で簡単に記載致しましたので、ご覧くださいませ。

その糸を、旧織機でビエラ(綾織り)生地を製作しました。

フレンチリネンの柔らかさや光沢と、ラミーのしっかりとしたハリ感が融合し、繊細に見えてヘビーユースが可能なパンツを作りました。リネン製品ですが、20SSリネンキャンバスアイテムと同様、洗濯を重ねて経年変化をお楽しみ頂けるアイテムです。

細かい話ですが、comm. arch. のSSパンツは、薄手の生地が多いため、ボタンフライor ファスナーフライの見返しの縁には、丁寧にパイピング処理をして頂いております。これをして頂くことで、表側に程良くハリ感が出るので、薄手生地パンツの[顔]がしっかりします。

 

逆に厚手生地のパンツにこの処理をしてしまうと、前開き部分が張ってしまい、不自然な[顔]になってしまいます。

 

きちんと、私が何度か試着をしながら修正をしております。

内掛けボタンも、comm. arch. SSパンツの特徴ですね。

薄手生地のパンツに内掛けボタン(第一ボタンホールの横に付いているボタンです。)

をつけることで、着用時にウエスト~前開き部分が安定します。

ボタンは、comm. arch. 御用達、東京下町で100年ほどボタンを作り続けているボタンメーカーのホーンボタン。他素材のボタンには無い重厚感と存在感があります。

裾は、程良くテーパードさせています。

何度も言うのですが、薄手生地のパンツの場合、裾幅が広いと、歩く度に裾がバフッバフッ、と前後左右に振られるので、このくらいの裾幅がちょうど良いかな、と思いました。

comm. arch. パンツあるあるですが、後ろウエストのみにゴムを入れているため、前から見ると、キレイなトラウザーに見えます。

でも、着用すると、ベルト要らずで楽ちん!という話です。

機職人が、何度も精錬と染色を重ねたため、表面のフェード感(色のくすんだ感じ)の雰囲気がとても良いです。

色は4色展開

CHINO / ベージュ

MUD BROWN / ブラウン

DEEP OCEAN / ダークブルー

BLACKOUT / ブラック

完全に夏パンツとして製作しました。これからの季節、ショーツで足を出すのに抵抗がある方にぜひオススメです。