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2021/03/19

Slub Cloth Wide L/S Shirt

comm. arch. 21SS Men’s から、SLUB CLOTH WIDE L/S SHIRT のご紹介です。

既出のCOTTON GAUZE JACKETと同じ機職人さんにご製作を頂いた生地を使用しております。

関西の工業地帯の中で、ひとりで旧織機のみを使用して生地を製作している機職人(どちらかと言ったらアーティストに近いです。)に織って頂いた生地です。

 

インド綿の極細番手のコーマ糸と、同素材のスラブ糸を縦糸と緯糸にランダムに配置させることで、表面にとてつもなく細かい凹凸を生じさせました。

織りあがった後に、特殊なワッシャー機で精錬、染色を複数回繰り返すことで、ひび割れにも似た独特なシワ感、色の膨らみや奥行きを表現しました。

その生地で製作した、comm. arch.にしてはワイドなバンドカラーシャツを製作しました。

 

*生地の加工はほぼ手作業になるため、ムラ感が出る可能性がありますが、アジとして捉えて頂ければ幸いです。

形は、comm. arch. には今までなかったタイプのゆったりめになります。

裾も長く、お尻がしっかり隠れるくらいの丈です。

そのため、半分シャツとして、半分羽織としてもご使用頂きたい感じのアイテムです。

ボタンは貝ボタンなのですが、これも裏側を上側にして縫い付けております。

comm. arch. がよくやる手法ですが、陶器のボタンのように見えて少し雰囲気が出るんです。

でも、陶器のボタンほど割れやすくないのがいいですね。

フラップはスナップボタンを使用しております。

ちなみに、comm. arch. で使用するボタンは、ほぼ全て手付けです。

色は3色展開。

MUD BROWN

MUD CLAY

COALMINE

 

 

 

 

何度も精錬と染色を繰り返すので、真っ黒に染めるのが難しいです。

そして、色自体も必然的に良い感じの鈍さが出ます。

これ、普通の染色や製品染めだと、なかなかこの感じ出せません。

私も初めてこの生地を手に取った際に、とても衝撃を受け、その場で「絶対この生地を使いたい!」と思いました。

 

しかし、時間が経つと、「このムラ感、クレーム対象にならないかな、、、」などリスクの妄想が強くなり、かなりの不安感がありましたが、取扱店へ商品を納品したら、皆さんから賞賛を頂きましたので、自信になりました。

セットアップのイージーパンツもありますので、それもまた後日ご紹介致します。

 

ぜひ店頭でお試しくださいませ。